産業委員会報告①

いま流行の「バイオ燃料について」提言を致しました。
私は、人間の食料を燃やしてバイオ燃料を得ることを
(たとえばトウモロコシ、大豆、さとうきび、てんさいなど)
否定的に見ています。昨今の気候変動により、世界が大規模な
飢饉に襲われるかもしれないという可能性も高まっている現在、
食料を燃やしてエネルギーを得ることは、まさに“愚の骨頂”
ではないかと思っています。
 ただし、世界のエネルギーの主流を占める石油は
『枯渇まであと75年』(諸説あり)と言われるように
埋蔵量にも限りがあり、新エネルギーであるはずの原子力は
いまだ完全なる安全運転への方程式を描ききれない
本当に繊細なシステムであり、フル稼働して世界のエネルギーを
普遍的に支える存在になることは困難と感じられる。
そうなると代替エネルギーの開発は喫緊の課題であるのにもかかわらず、
「太陽光」「風力」「波力」「地熱」などのエネルギー開発は
足踏み状態にあります。
 そこで、石油と同じ性質のアルコール燃料が精製できる
「バイオエネルギー」にかかる期待が大きくなるわけで、
なんにしろ日本は立ち遅れているバイオエネルギーの研究に
早急に力を注がなければならない時期に来ている、
というのが現状なのです。

 となると、「バイオエネルギー反対」などと言ってられず、
いろいろと世界の最新研究を調査したところ、
非常に面白い研究事案がでてきました。
 なんと、「藻」からバイオ燃料を作り出すというのです。
しかも、高品質のジェット燃料まで作れるといいます。
「藻」は、言わずと知れた非食料であり、逆に人間にとっては
迷惑な存在であることも多く、“不要なものが役に立つ”という
こんないい話はありません。
 しかも、「藻」は、トウモロコシや大豆と違い、
年一度の収穫ではなくて条件さえそろえば
どんどん増殖してゆくシロモノです。

この「藻」をバイオ燃料にするには、糖化を促す「酵素」が
なくてはいけません。この「酵素」の研究を、
一級品の酒酵母などをじゃんじゃんつくりだしている、
静岡県工業技術院でチャレンジしてみたらどうか、
という提案を私は産業委員会でしたのです。

 突然の突拍子もない提案で、しかも「藻」から
バイオ燃料ができるなんてということで、
当局サイドは混乱気味でしたが、翌日産業局長から
「非常に面白い提案をいただいたので、研究することにしました。
まずは、県の施設で出来るのか、研究の価値があるものなのか、
そこからのスタートとなりますが、なにごともチャレンジしてみないと
始まりませんからね!」と力強いご報告を頂戴しました。
 静岡県は、実はこういうふうに「意欲的」「革新的」「先進的」な
ところであり、県のシステムもかなり弾力的でもあるんですよ。

静岡名物は「お茶、みかん、うなぎ、さくらえび」そして、
「バイオ燃料の『藻』ですね」と言われる日がくることを(笑)
乞うご期待!

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