「ルーズヴェルト・ゲーム」をご存知ですか?
かつて野球好きで知られたアメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトが
『野球でいちばんおもしろいのは8-7のスコアのゲームだ。
逆転につぐ逆転のスリリングなゲーム展開が楽しめる』と言ったのが始まりで、
野球で一番おもしろいのは8-7だ、というのが定説となっています。
その「ルーズヴェルト・ゲーム」を題名にしたドラマが日曜日に放送されています。
中堅のエレクトロニクスメーカーが、大手のライバル企業にさまざまな手で攻勢をかけられ
リストラや合併話をめぐる軋轢や株主からの圧力、社内役員間の人間模様などを織り交ぜ、
そこに社会人野球チームの存亡をかけた闘いをからめて、手に汗握る非常に面白いドラマです。
大ヒットした「半沢直樹」の作者池井戸潤氏の原作でキャストもはまり役が多く、
今月はクライマックスにかかるところですので、一度ご覧になられることをおすすめします!
わたしは日曜夜は会合も多いので、ビデオに撮って夜中に見てますが(笑)
半沢直樹の『倍返しだ!』のフレーズが、
ルーズヴェルト・ゲームでは『逆転だ!』というフレーズであることが、
私は特にお気に入りですし、”あきらめないこと””発想の転換””会社愛””心”が
この物語の根底には流れていてとても好感がもてます。
舞台が”たたき上げの創業者が一代で築いてきたものづくりの中堅企業”というのも
大好きですし、食堂のおばちゃんや古びた廊下など人間臭のするこの会社の姿は
浜松の企業群を彷彿とさせてくれ、親近感をもってドラマを見せていただいています。
実は、アメリカ出張の飛行機で原作の単行本も一気に読破してしまいましたが、
仕事関係の書類や書籍を読みあさっていた機内でも、爽快な気持ちにさせてくれる一冊でした。
人生行き詰まりを感じることも、多くの障害が次々に現れることもあります。
でも、”逆転を信じて最後まであきらめない”そんな人生をすごしたらきっと、
最後には「ああ、楽しくも痛快な人生だったなあ」とにっこり笑えるのではないでしょうか。
一度きりの人生、「ルーズヴェルトゲーム」にしたいですね!
”逆転だ!”ですよ!(笑)