一般質問③浜松市沿岸域の防潮堤建設について(3)地元建設業界活用のメリット

1浜松市沿岸域の防潮堤建設について(3)地元建設業界の活用のメリット 質問要旨

この防潮堤建設は、もともとは地元企業による寄付が原資となっていることから、
防災という目的と同時に地元経済への寄与という期待がある。
川勝知事もこの浜松防潮堤建設を”地元経済の活性化や雇用促進への起爆剤”
として位置づけてこられたと認識している。
現在発注済みの試験施工工事において、地元建設業者4社が共同企業体の一員として
CSG工法の施工に携わっており、今後はこの地元4社を中心として、
防潮堤の本工事を実施する体制が整いつつある。
また、工事完了後の維持管理体制を考えた時も地元業者であれば
「顔の見える施工業者県維持管理者」としてこの防潮堤を愛でて守り抜いて
くれるものと確信する。
以上を鑑みて、浜松防潮堤工事は地元建設業界にチャンスを広げることにこそ
大きなメリットがあると考えるが所見を伺う。

答弁要旨 答弁者 長島交通基盤部長

地域の建設業は、社会基盤を整備し、災害から地域を守る重要な役割を担うとともに、
多くの就業機会を提供する主要な産業であることから、
県では、県内業者が施工可能な工事については、県内業者に発注しているところであります。
浜松市沿岸域の防潮堤工事を地元業者が受注した場合には、
全体事業費が約300億円に上り、元請け業者だけでなく
雇用や資材の調達等地域への経済的な波及効果が大きいことに加え、
地域の状況を熟知した、よりきめ細やかな施工が期待できることにあると考えております。
一方、防潮堤工事で採用するCSG工法は、現地で発生した土砂等を有効に使い、
コストの縮減や工期の短縮が図れる利点がある反面、CSGの強度を管理するため、
製造段階で様々な品質管理が必要になるなど、その特殊性から施工者の技術力と経験が
重要であることも事実であります。
県といたしましては、この防潮堤工事は、
地元業者の協力なしには成しえないものと考えておりますので、
品質確保における技術的課題は十分考慮した上で、
県内業者のへの発注に努めてまいります。

1 浜松市沿岸域の防潮堤建設について(3)地元建設業界の活用のメリット【再質問要旨】

この防潮堤事業は先程も述べたとおり単なる防潮堤の建設だけではなくて
様々な意味合いがあると認識していますが、改めてこの事業に懸ける県の考えを
お聞きします。

答弁要旨 答弁者 長島交通基盤部長

県の意気込みをということでございますが、
この事業は本当に浜松地域の大きな事業でございますので、
しっかりと確実に施工が行われるように県と市が一体となって最大限の努力をしていきます。

※補足説明
ここでほんとうに聞きたかったのは「意気込み」ではなくて、
私としては「意味合い」を聞いたのですが、残念ながら答弁が食い違いました。
本当は、地元のための「静岡版ニューディール政策だ!」と
ここで明言させたかったのですが時間切れだったのと、
答弁を知事ないしは副知事に求めればよかったと、反省しております・・・

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