代表質問はじまる

2月議会の代表質問が始まりました。
今日は自民党改革会議と民主党・ふじのくに県議団。
わが会派からは四本康久県議が登壇し、練りに練った質問を展開し、
知事や当局から前向きな答弁が続出しました。
自民党の代表質問も内容の濃い質問が展開され、
来年度の静岡県政が楽しみになる答弁が多くでていますので、
それぞれからいくつかピックアップしてご報告いたします。

1 知事の政治姿勢について
・副知事は「総合計画のできるだけ前倒し実施」「内陸フロンティア構想」を
 推進するために3人制でゆきたい。
・来年度は、さらに現場主義を徹底し問題解決に努めたい。
さらなるスピード感をもつために、県内各地に複数日滞在して
現場本位の仕事をこなす「移動知事室」をさらに実行してゆきたい。
・県庁組織も、重点政策を機能的に展開するために組織改編をおこなう。
 
2.エネルギー政策について
・浜岡原発は現時点で安全とはいえない。地震・津波対策としてやるべきことが
 山積している。「ストレステスト」「耐震バックチェック」の実施や
 課題である「核燃料の補完方法」や「オフサイトセインターの移転」など。
 これらをひとつひとつ丁寧に解決してゆかねば安全・安心とはならない。
・静岡県のエネルギーは各地の特性を活かして小電力発電を積極的に展開し
 「分散自立型」をめざし、エネルギー先進県をめざす。

3.地域外交について
・外交は国という固定観念は捨てねばならない。もちろん地方が
 すべてできるわけではないが、今や世界と直接豊かな関係が結べる。
・台湾については選任職員を配置して来年度は定期便就航を機に
 重点的に展開してゆく。
・台湾便定期便化により、同時に就航する富山空港便と結んで、
 北陸~静岡の本州縦断コースを展開する。

4.内陸フロンティア構想について
・新東名という国土軸ができることで、”内陸をフロンティアにできる”
 ということを実証したい。それが東北復興のモデルにできる。
・東北復興のために実施される特区30のうち、20が応用できると
 考えている。これを使って内陸に新しい職住環境をつくる。
・静岡がまんなかになる『東海道新時代』を築く。

5.第4次地震被害想定について
・県は国に先駆けて専門家からなる14の専門部会を設けて、
 調査研究を進め来年6月にはまとめたい。
・富士山の噴火が連動する可能性は史実からも十分あるので、
 第4次想定に対策を盛り込む。噴火は現在かなりの確立で予知できるので
 対策も具体的にできると考えている。

6.教育のありかたについて
・教育委員会制度のうち、6名で構成する「教育委員会」の権限は大きい。
 しかし常勤は教育長ひとりなので、今の状況ではすべての把握はムリだ。
 また、500名余いる「教育委員会事務局」の体制についても改革が必要。
 『教育のありかた検討委員会』でしっかり議論していってもらう。
・教育長は今回再任していただき、責任をきちっと果たしていただきたい。

7.新東名の交通安全対策
・最高スピードは引き上げる状況にはない。(現行の100キロ)
・新東名は内陸部を走行するが、天候が変わりやすいこと、
 トンネルが多いことなどで危険性もはらんでおり現状が妥当と考える。
・高速隊は人員、機材ともに拡充する。

その他にも濃密な議論が展開されましたが、
今後もピックアップしてご報告をいたゆきたいと思います。

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