北朝鮮水爆実験の意図を考察

『北朝鮮が水爆実験』
という驚くべきニュースが飛び込んできました。

現在のところ、自衛隊機による空気中の成分調査によると
核実験をした形跡はでてきていないようですが・・・

どちらにしろ、サウジとイランの対立に続いての紛争の種です。
韓国の与党有力政治家などからは『韓国核武装論』まででてきており
朝鮮半島情勢の緊迫は避けられません。

北朝鮮は確か5月に労働党大会が予定されており
金正恩主席が権力強化ができるのか否かに注目が集まっていただけに
間違いなく国内の権力闘争との関連性は否定できないのではないかと感じます。
今、水爆実験をすること(公表すること)によって、
求心力を高めたいのか、それとも苦し紛れの暴走か、
見解は分かれるところですが、どちらにしろ
限りなく”独裁体制”に近い国家体制だけに、
危機感を持って注視しておかねばならないと思っています。

ここで対応が注目されるのは中国の動きです。
北朝鮮の国内事情がどんな状況であろうとも
北朝鮮としたら中国の動きは無視できないでしょう。
また、アメリカをはじめ日本も含めて
北朝鮮への制裁が執行されるでしょうが、はたしてその結果がどうでるか。
とにかく目が離せません。

中国としても様々な影響は避けられません。
今日の中国の株式市場は取引開始後わずか30分で株価が急落し
「サーキットブレーカー制度」が発動され取引が打ち切られましたが、
これ、6日の上海外国為替市場で人民元が下落したことによる影響は
もちろん大でしょうが、「北朝鮮リスク」も小さくないはずです。

連動して日本の株式市場も年明け以降4日連続の続落です。
世界経済に冷や水が浴びせられた感じですね。
さて、またしてもアンテナを高くしておかなければならないコトが
増えてしまいましたねえ・・・。
穏やかだったお正月のお天気とは違い、波乱の一年の幕開けですね。

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