いかなる国にも「大戦略」がなければいけない。
また、その「大戦略」が持たらす「中核的国益」は何か。
その「中核的国益」を阻害する外的要因は何か。
そして「中核的国益」のために指導者は何をできるか。
さて、日本の「大戦略」は今何なのであろう。
また「中核的国益」は何か。
指導者はそのために機能しているのか。
私が思うに、短期的な中核的国益は
「フクシマ原発事故の終結」であることは間違いないところであろう。
ゆっくりとではあるが、そこに向けて進んでいることは、わかる。
さあ、問題はその後の「大戦略」だ。
私なりにいくつも思うところはあるが、果たして国家の指導層は
今なにを考えているのだろうか。
”菅おろし”がリミットを詰めて進みつつあるようだが、
次のリーダーにはせめてこの「大戦略」を
国民に明確に聞かせていただきたいものである。
まためざすべき「中核的国益」を何にターゲティングするのかも。
「あいつがキライ」「若すぎる100年早い」「数の力に物を言わせて」
などという、今までの”永田町的な”決まり方はもうまっぴらだ。
頼むから国会議員のみなさん、「国家」を預かるひとりひとりとして
あくまで「国家の未来」を考えて選択や議論をしてもらいたいものだと
あらためて申し上げておきます。
私たち地方は「地方の未来の大戦略」を描き、
その延長線上で「中核的国益」が何かを導き出し、
そしてそのための「大戦略」を立てる。
そんな手法でゆけばよいのだろうと思っています。
で、国会議員がもし「大戦略」を描けないときは、
やはり歴史が物語るとおり、地方からこの国を変えればよいだけのこと。
我々がすべきことはいたってシンプルでしょ。
今後も”シンプルにわかりやすく”、でも”大きな仕事”を
生活現場からしてゆきたいと思っています。