昨日、県立富士水泳場の吊り天井が落下する事故がありました。
幸いけが人等の人的被害はありませんでしたが、
水泳シーズンの只中での事故であり、また全国でも相次ぐ天井落下事故だけに
原因究明と今後の対応が大切となります。
また、8月には全国中学校水泳競技大会など各種大会の開催が予定されていただけに、
それらの開催および調整がとても心配です。
私も文教警察委員長という立場上も精力的に取り組むべく、
今日も担当者と協議をしました。
もはや事故は起きてしまったことなので、
ここからは”今からやれること、やるべきこと”をやるしかありません。
それは、原因究明はもちろんのことですが、
類似の天井構造を持つ施設の緊急点検や、
”疑わしきは心を鬼にして疑う”という観点から同一施工業者の
工事案件もチェックせねばなりません。
また、実は全国で相次ぐ吊り天井落下事故に対応して
7月12日に国土交通省は「建築基準法施行令の一部改正」を公布し
(施行は平成26年4月1日)「天井の脱落防止処置」を定めたばかりであり、
この改正に関連して文部科学省も、
「学校にある屋内運動場の天井に関する実態調査」をまとめ、
6月17日「学校の体育館などの天井落下防止のための手引書」の
説明会を実施しています。
その矢先に起きたこの事故だけに、
全国的にも対応に注目が集まるものと思いますので
キチンと、しかも的確な対応をしなければ
今後の全国の同様の施設の安全性確保が不完全になりかねません。
人の命にかかわる問題だけに、「防災先進県」を自認する静岡県としたら
この際、どこに重きを置くべきかを再確認し、
断固たる決意をもって安全安心の確立に向けて取り組んでゆくべきと考えます。
しっかりと対応してゆきたいと思います。