選挙には、「勝者」がいれば当然「敗者」もいる。
今回の選挙でも大勢の「敗者」のみなさんがいらっしゃる。
「勝者」はこれから、国政の場で重要な仕事が待っている。
でも、「敗者」にもやらなければならないことがある。
前回の衆議院選挙では、わたしもまぎれもない「敗者」だった。
「敗者」には苦悩や苦難がおそいかかってくるけれど、
それをどう感じるか、どのように敗戦を活かすのか。
・・・「経験者」として、敗者のみなさんに問いたいと思います。
「敗者」のしなければないないことは、
なんのために政治をこころざしたのか、
なんのために訴えたのか戦ったのか、
なんのために自分は生きているのか。
この確認をしなければならない。
訴えた「夢」や「希望」は口先だけのことだったのか、
訴えた「現状に対する不満や不安」に対する解決策はなにか、
訴えた「力を貸してください!」という思いに応えたひとにどう応えるのか。
そして、「信念」は本物か。
それらをきちんと整理し実行してゆかねばなりません。
厳しいけれども、これをできないひとには政治は担えないかもしれません。
政治とは人間の生活そのもの、さらには将来までもを担わせていただく職務です。
もういちど、ご自分自身に問うてみてください。
党や国政・地方、年齢性別など関係なく、
同じくこの過酷な政治の世界を志したものとして、
ふたたび、
”雄雄しく立たれる”ことを、心から祈念します。