天竜浜名湖鉄道(通称天浜線)の車窓から
稲刈りの風景を見かけるようになりました。
黄金色の稲穂が揺れ、トンボが飛び交う。
この風景はまさに日本の原風景ですね。
日本の食糧自給率はカロリーベースでついに40%を割り込みました。
先進国では当然最低のランクです。
信じられないことに、「日本の畑はアメリカや中国にあるんだ」と
言い放つかたもいらっしゃいますが、地球温暖化が着々と進行する
世界において、いつ何時世界的な飢饉に襲われるかわかりません。
農作物というのは、「適地適作」というものがあって
すべての農作物を日本で自給できるわけではありません。
でも、米だけは本当に日本の風土に適した国民食でもあります。
そういった意味からも、この車窓に広がる稲刈りの風景は
絶対なくしてはいけない、と感じる通勤電車です。