8月度あべたく政治塾開催。
今回は、浜松地域の経済状況ということで、
高校の先輩でもある銀行の支店長さんに講師をお願いしました。
(先輩、ありがとうございました!)
経済のことは、参加者全員が生活のなかで何らかのカタチで
接しているだけに、講演終了後の議論はさまざまに白熱し、
今回も面白い勉強会となりました。
議論の内容をひとつひとつ取り上げるとキリがないので、
ひとつだけご紹介しときます。
「曲がったキュウリが自然のままでおいしい」
という論に、専業農家のメンバーが反論。
「まっすぐなキュウリがおいしいんです!」と。
彼の農業論は、さすがに農業の生産現場に現役としているだけに
いつも非常に勉強になります。しかも、サラリーマン生活からの
転職(家業を継承)だけに、数値やマネジメントの切り口からの
農業の姿は斬新かつ、わかりやすいのです。
で、なぜ「まっすぐなキュウリがおいしい」のかですが、
曲がったキュウリの曲がった部分は、栄養の偏りがあり
カーブの内側はおいしくない。
ゆえに、栄養が偏りなくすべておいしく食べられるように
キュウリをまっすぐにするんだ、とのこと。
これは、見た目だけでなくキュウリを本当においしく食べてもらうための
技術の結晶なんだ、とのこと。
農業とは、実は”高度なものづくり”なのですね。