県連幹事長をお預かりする立場として、
選挙後の民主党本部のまずい対応ぶりは本当に苦々しく感じています。
「なにもわかっていない」。の、ひとことに尽きます。
選挙の結果は国民のみなさまの審判ですから
厳粛に受け止めなければなりません。
そして、選挙の分析をキチンとして、反省すべき点は反省し、
総括をするということが大切です。
細野幹事長は辞任を表明しましたが
放り出すという形ではなく、この総括をキチンとやり遂げようとされていて
「責任の所在」、「責任の取り方」がはっきりわかり好意をもてます。
民主党静岡県連は、月曜日にいち早く役員会を開き
参議院選挙の総括作業への着手と、
ぼろぼろになりながらも一丸となって戦い抜いた県連の結束を確認し、
所属4国会議員が同一歩調をとる限り
引き続き一丸となって支えてゆくことも確認しています。
ゆえに、細野議員が幹事長を退いても
「帰る場所」をしっかり保持している状況なので
今後もしっかりと支えてゆきたい、ゆけると思っています。
しかし、代表以下の常任幹事会のみなさまは、
大変失礼ながら、きっとなにもわかっていないのだろうな、
と感じざるをえません。
菅元総理への処分についての混乱も、
海江田代表の指導力不足を露呈させることとなってしまっていますし、
選挙結果の受け止め方ができていません。
”民主党は憎まれている”
それが、この参議院選挙を通じて感じた私の実感です。
その国民のみなさまの憎悪感を、現場で直接ぶつけられながら
泥と罵声にまみれて地を這い回った地方議員や連合をはじめとする
支援組織、支援者のみなさまの声をいち早く聞くべきであるのに、
口では『地方組織の建て直し』『地域から作り直す』と言いながら
まったくできてませんね。
まず、地方の声、国民のみなさまの声からお聞きすれば
菅元総理の処分などおのずからはっきりします。
それを、党内の国会議員の意見など聞いて
「派閥の論理」が民主党でもまかり通るようなら
今回厳しい審判を下された国民のみなさまだけでなく
身内から瓦解が始まると、大いなる危惧をしています。
”地方からの警告”
を聞けないようならおのずと民主党の今後の運命は決まることになるでしょう。