このところの円高で個人的に考えるところがあるのですが、
現在の世界の金融市場を俯瞰すると、今回の「ドバイショック」による
円高のように、浮遊する”マネー”が金融危機に際して
「円」に逃げ込むことは容易に予測されることであって、
今後もたびたび起こりうる事態であると思っています。
そういう世界情勢の中で、日本の製造業はどうすべきか?
と考えると、「相互補完的M&A」はアリだと私は思います。
今日も三菱自動車のプジョーとの資本提携が報道されましたが、
輸出を前提とした製造業が、相場に左右され一喜一憂するくらいなら
思い切って、しかるべき相互補完ができる相手を探し、
(これは業種、国別特徴、相場との互換性などを鑑みて
決めるべきことで、個々に違いがあって当然と考えます)
資本提携なり、M&Aなりを断行すべきと考えます。
すでにそれだけ世界は狭くなってきており、
今後クラウドコンピュータシステムが普遍化してゆけば
よりこの考え方はまっとうなものと私は考えます。
実際、私の知る限りでも現在の構造不況下においても
黒字決算する会社を見てみると、海外企業との相互補完をしている
ケースがみられることは事実でありますので、あながち完全な
間違いではないと思っています。
みなさんはどのようにお考えになりますか?