県民投票条例案を静岡県に提出されたかたがたが
条例案の不備の指摘に対して反論をされたとの報道。
反論については、いろいろな角度からの見方もあっていいので
法的な不備部分を除いて了としますが、
なにを思われたか、知事に『不見識だ』との言葉でかみついたとのこと。
これは間違いではないでしょうか。
知事は少なくとも県民投票条例案に賛意を示しており、
冷静に条例の不備について情報開示をし、指摘をしているのであって
お門違いのクレームではないかと感じます。
事実として、この条例案の修正をできる権能を持っているのは
我々静岡県議会だけであって、知事は意見を附して議会に提出することしかできません。
であれば、我々議会人それぞれに意見をぶつけたり、議論を臨んだりすべきであると
私は思います。
ところが、そんな動きはごくわずかしかないようで
お門違いの知事に文句を言っていても創造的な前進はあり得ないと感じています。
まあ、水面下ではそんな動きもされているのかもしれませんが
少なくとも私のところには、一般主婦のみなさんからのお話はありましたが
提出者のみなさんからのアポイントの一本もありません。
所詮2期生議員など相手にしてもしかたがないとでもお考えなのかもしれませんが
今回は「県議会にしかない権能」をどう行使するかという
67人の県議会議員ひとりひとりの資質が問われる重要な問題のはずです。
県議ひとりひとりが、県民のみなさまを巻き込んで、
さまざまな情報開示をし、議論をし、
真剣に静岡県の将来と民主主義のありかたを問うてゆく
9月議会にしなければならないはずです。
どうやらそこにお気づきになっておられないようで
知事に文句を言っているようではいかがなものかと
一言申し上げておきたいと思います。