昨日から興味深いテレビ番組がNHKスペシャルで放送されています。
『海軍400時間の証言~海軍反省会』
大日本帝国海軍に存在した「軍令部」があの戦争でしたことを
赤裸々に紐解いています。「軍令部」とは「天皇陛下の統帥権」を笠に
あの戦争を先導したと考えられています。
この番組の組み立ては、当時の出来事を赤裸々に語りつくした
当事者たちの話し合いの記録が下敷きになっています。
その話し合いは「海軍反省会」です。
私もびっくりしたのですが、この話し合いは戦後35年たった
昭和55年にはじまり実に11年間にわたって百数十回の話し合いが
なされ、戦前から戦後処理までの事実と反省を記録した反省会です。
番組からは、愕然たる事実や真摯な反省がひしひしと伝わってきます。
8月は広島・長崎の原爆記念日にはじまり、
終戦記念日に至る鎮魂の月でもあります。
ゆえに毎年さまざまな特集番組が組まれますが、
この番組はかなりの秀逸だと感じています。
3回番組だそうですので、あとは明日の1回を残すのみ。
みなさまにもぜひごらんになっていただきたいと感じています。