今日は、病で急逝された菩提寺のご住職の本葬でした。
私も檀家総代としての参列でありました。
仏教用語では「津送(しんそう)」と言うそうですが、
臨済宗方広寺派の寺院のご住職が一同に会しての
荘厳なご葬儀でありました。
葬儀は総じて寂しいものではありますが、
今日は特に小学校の教え子たちの涙ながらの弔辞では、
ご住職が校長先生として、いかにこどもたちに愛情を注ぎ、
さまざまな接し方で「血の通った」教育をされようとしていたか
ものすごくストレートに伝わってきました。
本当に惜しいかたを亡くした、と再認識をしつつ
思わず涙してしまいました。
菩提寺の裏手には小学校があります。
ちょうど音楽の授業なのか、
こどもたちの歌声が聞こえていました。
教育に情熱を燃やしておられた亡きご住職には
何よりの手向けであったのだろうと
かんじながら、寂しい別れをいたしました。
ご住職の魂は、
きっと愛情を注がれたこどもたちが一生忘れないでしょう。
そして、わたしたちの心にも生き続けます。
心よりのご冥福をお祈りいたします。
合掌