【質問1】
静岡県は東海道のど真ん中に位置し、清水港、御前崎港などの
港湾に加え、本年6月には富士山静岡空港が開港。
さらには、平成24年には新東名が県内全線開通、
平成29年には太平洋と日本海を結ぶ中部横断道路が開通などにより、
ますます人と物の動きの活発化が予想されます。
これら「物流」に対して、単なる人や物の行き来だけではなく、
効率化を図ったり付加価値をつけることで、成長産業としての
可能性を十分に秘めていると感じています。
そこで、県としてトータルに「産業としての物流」戦略を構築
すべと考えますがいかに。
また、物流を所管する部署が産業部や建設部にばらついているだけに、
戦略的な展開をつくるためにも「物流室」を新設すべきと考えますが
ご所見はいかに。
【回答】
「物流」は、今後静岡県の産業を支えてゆく大きな柱のひとつで
あることはご指摘のとおりであり、そのためにも、総合的な物流戦略を
構築してゆく必要があり、まずは庁内に関係部局による研究会を設けて、
物流の現況や今後のありかたを検討してゆきます。
また、まずは物流産業の基本となる、交通基盤の整備、
情報・通信基盤の整備に取り組んでゆきたいと思います。
また、「物流室」に関しては、検討の過程で必要が生じた場合は
設置してまいりたいとは思っていますが、物流に関して現状では、
関係企業群のほうが先行しており、県が下手なちょっかいは
ださないほうがいいのかなとも感じています。