中国のしたたか強硬外交

中国の反日デモが鎮静化してきているとの報道。
中国政府が沈静化に具体的に動いて「強制終了」させたような
かっこうですが、恐ろしいですねー。
そんなことが簡単にできてしまう国が相手だと、
何事も一筋縄ではいきません。

そして絶妙のタイミングで、
習近平副主席がアメリカのパネッタ国防長官と昨日会談して、
日本非難を繰り返し、尖閣の領有の正当化を主張したとの報道。
これは、先週米国連邦議会の外交委員会で、
『中国は南シナ海などでの海洋紛争の関係諸国や日本に対して
好戦的な暴漢のように振舞っている。場合によっては米国海軍の
投入もありうべきだ』などと強い非難を受けたことに
反応したものと思われ、
国際的な非難が集まることを避けたいということと、
デモが拡大しすぎて世界の中国への経済投資熱が冷めるのを避けたい、
また当然米軍との軍事衝突は避けたい、
そして、キチンと自己主張だけはしておく、
という意図が汲み取れる会談です。

ということで、国際政治はひっきりなしに動いています。
デモが沈静化したといっても、先日ブログでも書いたように
日本政府としてはやるべきことはたくさんありますし、
今後も国際的に中国に圧力をかける工作を世界的に展開せねばなりません。
また、中国国内の親日勢力への働きかけも必要です。
外交能力が問われる今現在の瞬間です。

ようやくにして民主党は明日、自民党は来週
それぞれ代表・総裁が決まりますが、決まったらば
即会談して、日本がさらされている危機に対しての対処くらいは
挙国一致で対応をしていただきたいものです。
中国との関係は、経済から軍事まで幅広く考えなければならない
微妙かつ大胆な判断すら迫られる厳しい問題です。
国会議員であればそのくらいはご理解できると思いますが、
もう選挙目当ての党利党略やメンツの張り合いはいい加減にして
国民の命と財産を守り、国家の繁栄を維持・拡大することに
務めていただきたいと思います。

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