JR東海は、リニア中央新幹線の工事で、
難工事が予想される静岡県部分を先行して着手してゆきたい
との報道がなされています。
今日も、それについて本会議代表質問で質疑がされました。
川勝知事の答弁は以下の通り。
『工事は、国交大臣の認可を受けてスタートとなるので、
また地質調査やその他問題点の多い静岡県部分は
JR東海が考えてほど簡単には開始できないと思っている。
ただ国としては、2020年のオリンピックには間に合わせて
世界に日本のリニア技術をアピールしたいのが本音であろうから、
そうであれば、地質構造がわかっている東京~甲府間の工事を先行すべきである。
まずは、当初の2027年一括完成を見直す必要があると思う。
静岡県内工事個所については問題が山積している。
作業用道路の問題や発生土置き場の問題などなど。
地元の意向もしっかり反映すべきだ。
各方面に悪影響があるようならば、体を張ってでも抗議する』
リニアについては、私もいくつもの疑問をもっています。
特に県内の通過するところは、南アルプス直下であり、
地上は、まさに本州最後の秘境たる南アルプス南部です。
アクセスがしにくいことが幸いして、最高の自然が残るすばらしいところです。
そこが建設残土で加工されてしまったり、建設工事による自然破壊に
つながってしまっては最悪です。
よーく注視してゆきたいと思います。