さて、今回の天浜議連視察の本題です。
今回は3か所。
「江ノ島電鉄」「しなの鉄道」「WILLER ALLIANCE」
通称「江ノ電」は、台湾鉄道局との提携鉄道のなかでは一番の成功事例であり、
今回台湾鉄道局と提携を結んだばかりの天浜線としては、
その提携事業内容などを確認と現状視察に伺いました。
「江ノ電」は言うまでもなく”誰もが知っている有名なローカル線”であり、
湘南海岸という絶好のロケーションで観光資源には事欠かず、
また、住宅街のなかを駆け抜ける「生活の足」としての需要も多く、
正直言って天浜線とは比べることができない立場にある優良ローカル線です。
視察して”やはりそうだよなあ”という環境の違いに圧倒されつつも、
台湾との連携については、隠すことなく親切にご指導ご助言をいただき
本当に参考になる視察でありましたし、今後国内の台湾鉄道局と
提携を結んだローカル線でつくる連絡会にも入れていただけるようにご配慮いただき、
こころからの御礼を申し上げたいと思います。
「しなの鉄道」は、今年の大河ドラマ「真田丸」の真田家の本拠地であった
信州上田に本社をおくローカル線です。観光列車「ろくもん」を持ち、
来年の大河ドラマ「女城主直虎」の舞台を通る天浜線としては、
おおいに参考にしたい鉄道会社です。
また、しなの鉄道は今年社長を公募して、金融関係から転身された若い社長のもと
新たな会社の運営に取り組んでいて、その成果をみせていただくこともできました。
今回は観光列車「ろくもん」に乗車し、上田の大河ドラマ対応の様子などを
つぶさに視察しました。また、沿線の観光資源とのコラボレーション状況や、
駅の多角的利用など、実際、行ってみるとわかることが多くあり、
大変参考になりました。また、「観光列車」の導入の可否についても
さまざまな観点から検討できる考察ができたのではないかと思っています。
さまざまな取り組みをご教示いただけたことに感謝と御礼を申し上げたいと思います。
「WILLER ALLIANCE」は、長距離バス会社からスタートして
現在は「京都丹後鉄道」の委託管理会社でもあります。
今までのローカル線視察とは違う角度からの視察となる初めての試みで、
今回の視察の目玉的存在でしたが、見事に”大当たり!”。
大変多角的に勉強になりました。
WILLER社は”業界の革命児”として名高い村瀬社長自ら説明においでいただき、
ビジョンである『世界中の人の移動にバリューイノベーションを起こす』という
具現策を詳しくご説明していただき、大いに参考になりました。
ここの内容を詳しくご報告すると、さらに長い文章になりそうですので、
「その3」に持ち越して、今日のところは〆としますね。