本日、全国4041校の頂点を決める甲子園決勝。
「甲子園」
私にとってこの響きは永遠のあこがれ。
そして熱い思いとあきらめないこと、そして全力を出し切ることの
すがすがしさを教えてもらった原点かもしれません。
小学校2年生のとき、父に連れられてはじめて甲子園に行った。
春のセンバツ大会。浜松商業高校の1回戦だった。
この年浜商は優勝する。
”あのマウンドに立ちたい”
・・・その夢は夢に終わったが、
甲子園へのあこがれと学び、そして感動は毎年毎年変わらない。
夏の甲子園は「熱闘甲子園」という深夜の番組によって
すべての試合のトピックスとそれぞれのチームの絆や魂を
垣間見ることができます。大好きな夏の楽しみでもあります。
さて、今年の甲子園は本当に感動的な試合や魂のこもった試合が
とくに多かった気がします。
そして今日の決勝戦。
古豪中京大中京高校対新潟県勢初の決勝進出の日本文理高校。
接戦のゲームも全試合一人で投げぬいた日本文理のエース伊藤君の
疲れにたたみかけた中京がリードのまま最終回。
そして・・・
6点差。9回裏2死ランナーなし。
ここから「あきらめない!」魂の戦いが始まりました。
なんと5点を奪い、なおも同点のランナーは3塁。
快音。
しかし、打球は三塁手の正面へのすばらしいライナー。
試合終了。
ああ、あそこに、「甲子園」にいたかった!
と、思うすばらしい試合でした。
この球史に残る決勝戦は、帰宅した私にいきなり
野球がそんなに好きではない妻でさえ興奮気味に「感動した」と言い、
テレビ観戦していた長男は「両校優勝だね」と妻に語りかけたそうです。
野球の、とくに高校野球のすばらしさはやはりここにありますね。
「甲子園」。
ここは、感動の器。学びの器。
人間が信じられないチカラ、目に見えないチカラを発揮する、
友情や努力、不屈の闘志、こころ、すべての可能性の結晶。
4041校の高校球児の魂が集まり、それらを最大限引き出す聖地。
2009年の夏甲子園よ、ありがとう。
高校野球よ、甲子園よ、永遠に!