アメリカのアジア戦略を考える

アメリカは今アジアとのかかわり方に悩んでいる様子。

いままでアジアにおいて重要な存在であり続けたアメリカも
このところの中国の台頭、そしてアメリカ発の
サブプライムローンによる世界不況の原因となったことで、
世界経済におけるアメリカの信用が低下したこともあり、
アジアにおけるアメリカの影響力は確実に低下しています。

かといって、日本を含むアジア諸国はいますぐに
「中国」か「アメリカ」か、
という選択を迫られているわけではありません。
でも、アメリカがいま現在も「アジアとのかかわり方」
「影響力の保持」「中国との覇権争い」などに
悩まされていることも事実です。

さて、ここからです。
日本は現在普天間問題でアメリカとは厳しい交渉状況にあります。
でもアメリカも苦しい。
アメリカにとって、日本はアジアのなかで今も
もっとも信頼できるパートナーであることも事実です。
日本は、このあたりまで考えてアジアにおけるアメリカの悩みを
どう取り扱うか、どう考えてゆくかを決めてゆく大切な時期が
今だと感じます。

これらはあくまで私見ですが、
今アメリカとの話し合いは、アジアにおける軍事プレゼンスに
ついてだけではなく、経済・金融などもっと広く大きな諸問題が
話し合われていて、少なくともアジア地域の未来を左右する
内容でなくてはならないと困るなあ、と思っています。

日本には今やらなくてはいけない大切こと、
本当にたくさんあるのです。
世界の中でなにを今しなきゃならないか、
それを政治家は情報発信し、皆さんが”考えるコト”が
できる環境を作らなければなりませんね。
とくに、今のようにマスコミのみなさんが
「政治とおカネ」の報道を繰り返す時は。
それももちろん大切なことではありますが、
どちらにしろ決着を早くつけて、
日本の未来のための仕事をしなきゃ!
と、いつも感じています。

だからこそ、こういうときはぜひ広い視野からものごとを
考えて、いま問題になっていることがどのくらいの重要度か、
どのくらいの優先度か、世界情勢はどう動いているか、
日本はどういう位置にいるか、そういうふうに360度ぐるりと
見回して考えなきゃいけないと思います。
もちろん、静岡県政もそう考えて取り組んでいきます!
「静岡とアメリカ」「静岡と中国」というふうに。
・・・という意味でも、先日習近平氏との会談を実現できるような
川勝知事という世界観が大きい知事を今戴けたということは、
本当に静岡県にとっては幸運なことなのですよー
しっかり支えて参りたいと思います!

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