傍目八目(おかめはちもく)

「傍目八目」という言葉があります。
これは「”囲碁を傍でみていると8手先まで読める”ということから転じて
”当事者よりも第3者のほうが冷静に客観的に正しい判断ができる”」
という意味で使われる言葉ですが、今回の参議院の選挙戦を終えてみて
この言葉が浮かんできました。

前回の国政選挙。2年前の衆議院選挙です。
まさに私は当事者でした。
マスコミに振り回されるカタチになった特異な選挙戦でしたが、
「年金」「介護」「子育て」「地方分権」「税金のありかた」など
私や民主党が当時訴えてきたことが、まさに今回の争点になっています。
「結果は負けたけれども訴えは間違ってなかった」という思いは、
今回の審判の結果に正否をゆだねますが、
当時を振り返りながら、今回の選挙を「傍目八目」すると、
当時の小泉さんのしたたかさ、世論の潮目にひらりひらりと
舞い飛ぶ姿と、それに翻弄された民主党がはっきり思い出されます。

では、今回はどうか。
安倍総理は小泉総理のようにひらりひらりとはするけれど、
うまくいってはいないように見える。
逆に民主党の小沢一郎代表はどっしりとわが道をゆく。
そんな選挙だったように思えます。

ただし、傍目八目してほんとうに実感したことは、
「政権交代」のお題目よりも、やっぱり「生活感」が一番なんだと、
再認識をしました。
今回の選挙の支持の分岐点を表現するとしたら、
「権力」側に立っているひと。と、
「生活」側に立っているひと。の、争いであった気がします。

さて、きちんと回答がでるでしょうか。
「日本の将来」のための、お手伝いはしっかりしたつもりです。
あとは、”人事を尽くして天命を待つ”です。

みなさんが、
一人でも多くのかたが、
”最大の権利”でもある「投票権」を行使されることを、
こころよりお願いします。

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