建設委員会の県外視察からさきほど帰ってきました。
今回は沖縄だったので、とにかく移動に時間のかかること・・・
13時那覇空港テイクオフの飛行機で、自宅に帰り着いたのは20時半!
半日間の移動はこたえます・・・
ただ、移動の間は読書と来週から始まる決算委員会の予習をみっちりできたので
まあ、よしとしましょうか。
さて、肝心の視察内容の代表的なものをご報告しておきます。
①極東建設視察
水中作業(岸壁工事や河川・港湾の浚渫工事、海底ケーブル敷設工事など)の
専門業者であり、その工事に使う水中ショベルカーを自社で作っている
極東建設さんを視察させていただきました。
実は静岡県、建設部門の繰り越し予算がとても多く
何とか改善を図らないといけないとかねがね考えてきました。
とくに港湾事業においては、繰り越し理由が
「天候のせいで工事がはかどらず」というものが多く、
これ、もちろんいたしかたない部分もありますが、
ただ単に”そんな事業やめちまえ!”などという、乱暴なことをいうのではなく、
またそのままてをこまねいているわけでもなく、
必要だからこそ予算を組んでいる事業がよりスムーズにできる方策を探すのが
議員としての責務であり存在意義だと思っていました。
そこで、いろいろ調べているうちに今回の極東建設さんを発見していたので、
今回委員長に提案して視察を実施していただいたわけです。
無人、有人の水中機材、水陸両用機材がありましたが、
ベースはコマツさんや住友建機さんのものを使ってニーズに合わせたモノを
自社工場で製造していました。失礼ながら、極東建設さんは資料によると
資本金3400万円、従業員43名の中小企業で、工場もまさに”町工場”そのものでした。
でも、ここで設計から製造までやりますとおっしゃる社員のみなさまには
日本の中小企業の底力ここにあり!という気概を感じました。
作業内容はビデオで見せていただきましたが、それは業務効率の高さを
はっきりとみせつけられる内容でありました。
こういういいものは導入をしないといけません。
また、沖縄県の事業の発注方法も実際に仕事のできる時期に合わせて
発注がおこなわれるなど現場本位の工夫をしてあって、
静岡県もい大いに見習うべきだと感じました。
これは沖縄にできて静岡にできないはずはないので、早速研究に入ろうと思っています。
②セルラースタジアム
那覇市営奥武山運動公園野球場のネーミングクライツ名の野球場です。
浜松市から野球場新設の要望が出ており、現在県議会でも検討がはじまったので
これも所管委員会として参考にするための視察です。
・・・結論からいうと、”かなりハードルが高い”ことが浮き彫りになってきました。
沖縄は基地問題等があり、もともと国からの補助金が手厚いので
建設に関しては単純比較できず参考になりませんが、維持管理はほぼ同じ条件です。
なのでそこに重点をおいていろいろ勉強させていただきましたが、
巨人軍のキャンプ誘致に成功しているセルラースタジアムをもってしても
年間収入で年間の維持管理費は到底まかなうことができていません。
また、海のそばにあるので風の影響を心配しましたが、風よりも「塩害」がひどいとのこと。
たしかに、手すりや鉄骨部分の痛みははっきりわかる状態で、
もし浜松の野球場を海の近くに建てるとしたら風だけでなく
もう一つの建築物の天敵「塩」の怖さも思い知ることができました。
アクセスのことや、各種ニーズのこともお聞きすることができましたので
良くも悪くも意味ある視察になったなと実感しています。
やはり、自分の目で見て耳で聞いて、現場のひととよーく話をしてくることが
おっても大切だと思います。するとインスピレーションがどんどん湧いて
くるんですよね!
なお、ほかにも「漢那ダム」「うるま市景観条例」「那覇港クルーズ船誘致活動」
なども視察に行ってまいりました。詳しく書いていられないのが残念です。
、
初日はあさの6時半に自宅を出発したし、本当に移動が大変だったこの視察ですが、
視察の成果をしっかりと県政に活かせるように頑張ります!